ブッシュ再選よかった5割
今回の世論調査で、ブッシュ米大統領の再選が日米関係にとってよかったかを尋ねたところ、「よかった」が50%と、「よくない」の26%を大きく上回った。

ケリーがどんな人間かはさておき、今回ほど消去法で選べる選挙もなかろう。米国でさえ、ブッシュの再選がよかったと思っている人間とそうでない人間の差は24%もない。これが日本の現実かと思うと、どうかしてるんじゃないかと思えて仕方がない。24%が無関心だとしたら、これまた信じがたい結果だ。
そもそも今回の選挙ははじめから「公正」なんかに行なわれている節はなかったし、あのブッシュのふてぶてしい顔は、あらかじめ結果を知っていたかのようだ。マスコミの出口調査と実際の投票結果が異なるのはよくあることだが、単に「公正」な選挙が行なわれたとだけ、片付けられる問題なのだろうか?出口調査を後々微調整する局が出るなど、あまりにもお粗末だ。有権者さえも特定できない国家に、公正な選挙が出来る訳がない。
しかし、ブッシュ再選が「よかった」と答えている人間が、何を根拠にそう答えているのかを知りたい。ブッシュが小泉と仲が良いからか?湾岸戦争と比較して、イラク戦争における日本の貢献度をほめてくれるからか?では、自衛隊が何をしてるか、どれだけの情報を持ってそう判断してるのか?テロが恐ろしいのか?中東情勢をどれだけ理解してるんだ?米国が重要な輸出先だから、日本の経済のためになると思ってるとしたら、一体、いつまでそんな大企業のプロパガンダを信じるつもりなんだ?
世界中で「ブッシュ再選をよかった」と「低脳」ぶりのみならず「無関心」ぶりを発揮いしているのは、日本だけだろう。

  1. 花画 says:

    最近、リーの影響でいろんな映画を観ることが多い。どっちかというと、アメリカ映画で育ってきたせいでアメリカ映画を見なれているらしく、リー達のように、玄人っぽい映画には、ついて行けなくて、やっぱりアメリカ映画のほうが面白いなあと思いはするものの、落ちついて考えると、アメリカ映画の愛って、結局、自分の恋人とか家族とか・・ひいては国家とか国民が幸せになれば良いと言う精神で貫かれたのが圧倒的に多い。主人公が、家族(主人公の心情に近い人順)を守る為に殺した相手なんか知ったことかと言うタイプの映画。だから、そう言う思想の中で育ったアメリカ国民の大半が、他国の不幸なんか想像できないんじゃないの?