勝どき6丁目地区第一種市街地再開発事業の工事概要説明会が行なわれた。面白そうなので資料だけもらってきた。
勝どき6丁目にある敷地面積29,718.37平方メートルの敷地になんと地下1階、地上58階、高さ192.29mのビルが2本(!)も建てられる予定だ。そもそも、ミサワホームが事業を推進してきたが、今年の2月かどこかで住友商事が事業継承し、この再開発事業を行なう。勝どきにサンシャインビルの高さのビルが2本も立つかと思うとわくわくする。
この59階建のビル2本ほとんど全てが共同住宅としての用途である。その数2800戸!内分譲予定が2000戸らしい。1フロアに約20世帯、分譲住戸は平均90平米は確保する予定なんだそうだ。価格は6000万円台が大半だろう。
事業は、元々のミサワホーム案をほとんど継承する予定らしいのだが、住友商事案で変わったところもある。そのほとんどがこの分譲住宅購入予定者にはメリットはあるが、外部の人間にはほとんどメリットのない変更である。まず、地下が2階もしくは3階を予定されていたが、地下1階のみとなる。次に、地下に配置される予定だった駐車場が1階からのアクセスとなる。1階という最も地域と共有出来るスペースを駐車場にするというちょっと首を傾げたくなる案だ。運河に沿った低層棟の住民のためのコミュニティスペースが高く幅も広くなった。
そして、ショッピングスペースを排除し、中堅スーパーマーケットを誘致するらしい。確かに近所の晴海トリトンのショッピングゾーンに客を呼ぶのに苦労しているのは良く分かる。むやみやたらに、おしゃれな雑貨屋や飲食店があっても仕方がないことも良く分かる。が、勝どき付近に住むファミリー層が、少し離れたイトーヨーカードーやジャスコに出かけていることを考えると、徒歩圏をターゲットにする中規模スーパーのみを誘致する意図が良く見えない。平均90平米に住むのをどういうタイプの世帯かを考えてみても、住友商事がどういうマーケット調査をしたのかちょっと首を傾げたくなる形だ。多少のカフェや雑貨屋の誘致で、オープンスペースでのコミュニティの利用を促す仕組みはあっても良さそうだが・・・。
まあ、来年1年間は基礎工事らしいので、これからコンテンツなどが決定してくるのだろう。何枚か配置図を近いうちスキャンしてアップする予定。写真も撮れるときにとっておこうかと。それにしても、こんな大規模な再開発プロジェクトが近くで行なわれるなんて・・・。

  1. ハニカミ says:

    こんにちは。勝どき住人歴1年のハニカミと申します。
    「勝どき6丁目再開発計画」の説明会案内には参加できなかったので結果を知りたく、検索をかけてこちらにたどり着きました。
    そうですか。またマンションが建つのですが。で、私たちが関係のある、共有ゾーンですが、スーパーのみ入るとのこと。
    私も同じく「それはちょっと…」というのが感想です。90平米のタワーマンションの住民ともなると、やはり高所得者層。
    それらの人たちが日常利用したいと思われるカフェやちょっとしたショップがないなんて、物足りないですよね。
    しかもあの辺りはもともと何も無いし。
    晴海トリトンの苦労は、単なるテナント選びの失敗ですよ。質、テイストがバラバラ…。とても中途半端なんです。
    とにかく勝どきは、駅周辺をどうにかするべきだと思いますね。

  2. ハニカミ says:

    こんにちは。ハニカミです。
    そうですか。駅前も開発するんだ。あの辺りはいろいろやりようがあるのに活かせてない!と
    いつも憤慨しているもので、実現すれば嬉しいなぁと。
    あとはやはりトラックの問題か…。