シリコンバレーはエンジニアの聖地と言われています。IT業界に勤めるエンジニアは一度はシリコンバレーでなんらかの形で仕事をしたいと感じています。今日は、そんな人たちに正直なメッセージを書きたいと思います。少しでも届いて反響があればうれしいです。
実は新しい仕事を始めてから、自分自身が優秀だと感じている元同僚のエンジニアに一緒に仕事をしてみないか誘ってみたことがあります。その中には、このブログを定期的に読んでくれてる人も何名(なぜか名字のイニシャルは全員Kなんです(笑))かいます。
自分が優秀だと判断する基準は、ものすごくシンプルに3つあります。1つ目は、一人でプロジェクトを成し遂げる事が出来ること、2つ目は、エンジニア以外のセンスや知識を持っていること、3つ目は、バランス感覚にすぐれていることです。
それはさておき、こちらの誘いの言葉に、ほぼ全員が「現状には満足していない。でも、今は、シリコンバレーで一度は仕事をしてみたいんだ。」と答えます。それほど、シリコンバレーにはエンジニアの心を惹きつけるパワーがあります。単に、新しい仕事の魅力やリスクの伝え方に問題があったかもしれませんが。
自分自身は、たまたまシリコンバレーで仕事をしたことがあります。実を言うと、自分自身もエンジニアになった瞬間から、シリコンバレーで働くことが夢でした。そして、運良くその夢をつかむことが出来ました。海外で働くエンジニアのボツ原稿でそのことが詳しく書いてあるので機会があれば公開しようと思います。
しかし、結局、2年半で帰ってきました。理由はいくつかあるのですが、シリコンバレーに行くこと自体が目的となってしまったからだというのもあります。シリコンバレーで何がしたいのかを全く考えずに、シリコンバレーに行ってしまったのかもしれません。
もちろん、自分自身、シリコンバレーで仕事をしたことがあるのでそこで働きたいという夢や希望はよく分かります。ただ、その夢をかなえるためには、運や時の流れも必要です。残念ながら、雇用やビザ取得が制限されている現在の状況が、当時の状況として良いとは思えません。
ということは、シリコンバレーに行く夢を持ったまま、現状を打破するために一度外に飛び出してみるの手じゃないのかなぁと思うのです。まずは、時の流れが来るまで、力を貸して欲しいなぁと切に思っています。
日本だと転職の可能性はほとんど35歳までと限られています。ただ、幸運なことに、シリコンバレーに年齢制限はほとんどありません。チャンスが来るまで、一旦外の世界を見てみるのも良いと思います。多分、今待って、いつか来る機会でシリコンバレーに行っても、日本に戻って来て転職して別の仕事をやる機会はほとんどないはずなので、将来は、シリコンバレーに骨をうずめてで何をやろうかと考えながら、仕事するのも良いとは思いませんか?
自分自身は、夢を持ってる人は応援しますし、その機会が来たら、喜んで送ること出来ると思います。それまで、少しだけ力を貸してください。
個人的なメッセージでした。