ニッポン放送の社員のことです。彼らは哀れな従業員なのでしょうか?幸せな従業員なのでしょうか?
最新の四季報によると、ニッポン放送本体の従業員数は244名で、平均年齢39歳で、平均年収1194万円とかなりもらっている方です。ラジオ単体でも約300億円弱の売上がある訳で、単純な一人当たりの売上は1億円を超えていることを考えれば、年収1200万くらいなんてことないかもしれません。ラジオというほとんど斜陽のメディア産業で、設備投資がほとんど必要のない事業モデルで、楽〜に儲かりすぎてウハウハの従業員の姿がそこに見ることが出来ます。
一方で、今回の騒動により、ニッポン放送はライブドア傘下の会社となります。従業員は、これに猛反発しています。ライブドア傘下になったら、ニッポン放送を出て行くなんて言っている従業員の声もチラホラと報道されたりしていました。しかし、ニッポン放送でぬくぬくと仕事をしてきた従業員が、その外に言って同じようにウハウハ出来るのでしょうか?ラジオ局の従業員の母数考えても、ニッポン放送辞めて、はいでは文化放送という訳にもいかないでしょう。転職するといっても、ラジオ放送局のタイムテーブルのコマ貸ししかやったことない人が、どこで何の役に立つのでしょうか?
とすると、ニッポン放送の従業員は、今の既得権益構造の社会に残るのが一番幸せなのです。はっきり言って、経営陣・株主なんてどうでも良いはずです。それを哀れと見るか、幸せと見るか。世間の平均のずっと上の年収1200万のステキな生活が一番幸せなんですから。


答えってほどではないけど、自分がどの立場にいるかによってどう思うか違うかなと思う。自分が株主なら、従業員の給与は下げて、従業員は減らして、株主への還元を増やしてもらいたいと思う。自分が、現経営者で自己権益を最大化したいと思うなら、従業員は減らして利益を上げて、役員報酬をあげる。この2つは従業員は哀れかも。従業員だとしたら、今のポジションが変わらなければ、どう考えても幸せだと思うはず。他人であっても、うらやましい給与もらってるだから、つべこべいわず幸せで良いじゃんと思う。