中国での暴動の話、どうもマスコミが報道するそのままの情報を鵜呑みにするのがこわく、ず〜っとひっかかっていた。例えば、石を投げている人を映しているテレビカメラマンが日本人、もしくは日本のテレビ局であるにも関わらず、何も危害が加えられないことから、メディアを通した一種のプロパガンダかもと考えてみたり。しかも、報道される暴動が起きた理由が今にはじまったことでない歴史問題であったりすることがどうも解せなくて、日本で密かに進んでいる憲法改正の絡みの共作共演なのかとも疑ってしまったりもした。
実は、歴史の重さで問題提起という形で何かを書こうと思ったけど、迷いに迷って消し、ああいう中途半端文章になってしまった。あまり過激なことを書くとなんとなく居心地悪い感じもするので。
そんなタイミングで、美濃口坦氏が萬晩報で、面白い切り口で書いてくれたので掲載しておこうと思う。日本にいる人は、是非読んで欲しいと思う。

中国と日本 マッチポンプとシャドーボクシング
現場にいた欧米ジャーナリストが書いたものから判断するかぎり、中国の反日デモ・暴動はやらせのように思われる。だから中国政府が主張するような「自然発生的」なものではない。ジャーナリストが現場でそう直感したのは、人々の役割分担が前もって決まっているなどデモがあまりにもよく組織されているように見えたからだ。