新入社員時代の集合研修。もちろん社会人として最低限の知識やマナーを身に付けることも重要だけど、何が一番の財産かというとやっぱりネットワーク。大きな会社になればなるほど、縦割りの組織を横断的に使うのが難しくなる。同じ目的で仕事をしているにも関わらず、他の部署と話をするのに身構えてみたり、そもそもどこに自分が欲しい会社の機能が存在しているのかもわからなくなる。
最近、集合研修のビジネスそのものはうまくいっているとは聞かない。ある特定の知識をつめこむ研修は、ほとんど自習型教材に置き換わっている。また、普段の仕事が忙しく、集合研修へ行く機会さえも失ってしまう。自分が前いた会社でも一度も研修に出たことがなかった年があったくらいだ。
一方で、年に受講すべき研修を義務付けている会社がある。集合研修の価値を理解し、人材を育てる仕組みの一貫として整えている。そして、何よりもそこから会社として人材を育てる意志があるということが分かる。


ここからは余計なお世話。人材を育てる意志のある会社のもとで、自分も成長したいと思うのは、当たり前のことだと思う。ただ、そうでないと環境にいると気付いたときに自分はどう行動するかは考えおいた方が良いと思う。自分と同じ30代を客観的に見れば、よく分かると思うが。