上原ひろみというＪＡＺＺピアニストのAnother MindってタイトルのＣＤを買いました。元々、ＴＢＳの情熱天国か何かで紹介されたことが頭の片隅に残っていたのですが、最近中学からの友人がメールで彼女のことを触れていたので買ってみました。
一曲目からぶっとびました。ものすごい迫力です。これがＪＡＺＺなのかと思うくらい、前衛的、挑戦的、かつ破壊的です。これくらいの衝撃をＪＡＺＺで受けたのは、ジャコパスのドナリーを聴いた時以来です。最初から最後まで畳み掛けるように、しかもくせになりそうなコード展開やメロディーもありますし、ＪＡＺＺとかＲ＆Ｂにありがちな、ソロをなんとなくだらだらといった間もなく、かなり完成度の高いアルバムです。最後のトム＆ジェリーは、傑作中の傑作だと思います。
バークリー音楽院（作曲専攻）出身ということは、昔自分がコピーをしていたプログレヘビメタバンドのドリームシアターのギタリスト、ベーシストと同じ学校なんですね。ドリームシアターが大好きの友人が気になるのもわかります。ＥＬＰとかチックコリア的なアプローチもあったりして、ＪＡＺＺとほんと言えるのだろうかといった幅広さも持ち合わせています。ちょっと、ＣＤの音のキレがないのが気になりますが、最近買ったＣＤの中ではかなりのヒットでした。