高橋尚子 五輪出場ならず
アテネ五輪のマラソン代表を決める日本陸上競技連盟の理事会、評議員会が15日、東京・岸記念体育会館で開かれ、男女各3人(補欠各1人)が決まった。注目の女子は内定していた03年世界選手権銀メダリストの野口みずき(25)=グローバリー=のほか、名古屋国際優勝の土佐礼子(27)=三井住友海上▽大阪国際優勝の坂本直子(23)=天満屋=が選ばれ、前回シドニー五輪覇者で東京国際2位の高橋尚子(31)=スカイネットアジア航空=は代表から漏れた。

ニュースで報道されている通り、女子マラソンの高橋尚子がアテネへの道を絶たれた。同じ岐阜出身で、しかも同じ歳だというひいき目はあるにしてもかなり悔しい結果。
世界選手権、東京、大阪、名古屋のいずれかで、高橋が残りの選ばれた選手らと一緒に走っていたとすれば、必ず順位は勝っていたと思う。それくらい、圧倒的な力の差があると思う。だから、他の選手は一緒に走ることを意図的ではないにしても避けていたのだ。
残りの3人の選手が自分でレースを作って勝負が出来るかと言えば、そうは思えない。粘りで銀メダルや銅メダルをアテネでとることはできるかもしれない。ただ、金メダルを取る可能性があるかといえば、それは非常に小さいと言わざるえない。
そもそも、3人を選ぶだけなのになぜ4つも選考レースがあるのか不思議である。また、世界選手権で2位の選手がなぜ、東京、大阪、名古屋で走らないのだろうか?事実、3位だった千葉と、4位だった坂本は東京を走っている。2位の選手を内定としてしまうことには、かなり疑問を感じざる得ない。
今回、高橋尚子が選ばれたそれはそれで論議を呼んだだろう。スポンサーとの関係で金儲けに走ったとか・・・。ただ、残念ながら、高橋尚子には華があるが、他の選手にはない。しかも、高橋尚子は有森とちがって、「金」を取った実績がある。
高橋尚子は、東京マラソンでの調整の失敗から学んだことは、アテネに向けて必ずプラスに働いたはずだ。
とにかく残念だし、これでアテネを見る楽しみがひとつ消えた。明日のサッカーでもう一つ楽しみが消えることがないことを強く望む。

  1. 或る荒川区民のつぶやき says:

    マラソン五輪代表選考方式変更の可能性

    高橋尚子選手が、オリンピック代表に選出されなかったわけですね。
    たかがオリンピックなんだから、気にすることないよ!
    という慰めは、何の力もないんでしょうねぇ・・・
    オリンピック、
    同一競技、同一種目では1回だけしか出られないルールに変えちゃえば良いの…