深まる謎 イラク邦人外交官殺害
イラク現地での自衛隊による「復興支援」態勢が整った。「文民による活動は危険」という判断が自衛隊派遣の背中を押したが、その根拠になったのは日本人外交官殺害事件だった。だが、発生から四カ月、事件の真相は依然、謎に包まれている。「米軍誤射」説が消えないためだ。

昨年11月のイラクで日本人外交官が殺害されたのはテロだと、大多数の日本国民は信じ込まされている。しかし、真相は未だ闇の中である。
上の東京新聞のコラムでは、米軍による射殺(誤射という言葉は事実を捻じ曲げるので使用しない)の可能性があるとあらためて問題提起している。
ブッシュの僕と成り下がっている日本政府は、自衛隊をイラクに派遣した事実を時とともに植えつけようとする一方で、この事件に対しては曖昧な対応でお茶を濁してきた。やっと、2月に入った頃、民主党の若林秀樹議員が真相を追究するよう政府を追及したが、マスコミの扱いも非常に小さなものだった。(国会議事録だと詳細がわかる。)
インターネットの世界では、草の根市民メディアのJANJANや、ちょっと怪しい阿修羅などでも継続的にこの話題について論じられている。詳細は、読んでいただきたいが、あまりにも不自然な状況証拠の隠滅、二転三転する米軍の発表内容、あからさまな矛盾を抱えた情報など、どうも米軍が射殺したとする方が話しの筋が通るのだ。
外務省も最近になって慌てて、事件の調査報告書を公表しようとしているが、どうせ米軍発表の後追いのコピペで、詳細は米軍に聞いてくれ的なものになるはずで、中身は何もないものになるだろう。
さらに、この事件のきな臭さを増やすのが、田中宇を目の敵にする堀田佳男氏の「急がばワシントン」に書かれている殺害された奥氏のNHKスペシャルでの発言だ。
2chからも引用してまとめるとこんなことを奥氏は言っている。「明らかにイラクの石油をまず温存する。 その次はイラクの生産体制をアメリカのコントロール下に置く。これが最初からこの戦争の狙いだと思いますけどね。その体制をアメリカは作っているなというのが非常によく分かりましたね。大量破壊兵器が見つかったかどうかという事の関心、そこに対する関心っていうのはあまりないんですよね。それは別に戦争を始める理由の一つだったですけども、 そのためにやってる訳じゃないから。それはサダムのレジームを潰すためにやってる戦争だから。」
日本国民の何人かが、このことを知っているのだろうか。
フセインはテロリストだから戦争でたたくのだ。アメリカがフセインをやっつけてくれてエライ!日本人もイラクでテロにあったし、テロ対策で日本が国際貢献するためにも、イラクに自衛隊を派遣しないと〜と思っている人が大多数なのではないか?
本当は違う。単純化するとこうだ。
アメリカ君「車乗らないと生活できないし、石油をどうしても安定的に確保したいな〜。石油埋蔵量2位のイラクは世間の評判が悪いから、テロ国家に祭り上げてやっつけて、石油うばいとっちゃおう」
劣化ウラン弾ドカーン!!
アメリカ君「やっつけたのは良いけど、イラクの統治は面倒だし、お金がかかるな。そうだ日本君に手伝ってもらおう。きっかけが必要だな。そうだ。まず、二人くらい日本人を殺すか。少し脅せば、日本君ならお金と軍隊も出してくれるはずだ・・・。車は僕達がたくさん買ってあげるとかって言えば、大丈夫・・・うっししし」
アメリカの元側近などの暴露や、スペインの列車事故などや、数少なくなった独立系のマスメディア、インターネットのBLOGなどにより、少しずつ911からイラク戦争にかけての米国の陰謀が明らかになりつつある。何も知らないのは、自分だけだということにならないように、きっちりと政治に対してもきっちりとした意見を国民には持ってもらいたいと思う。
今回の記事は、米国の友人から送られてきた一本のメールを元に書きました。感謝。