ITバブル真盛りの頃、ビットバレー(Bit Valley)なんて言葉がもてはやされていたことをひょんなことをきっかけに思い出しました。
日経パソコン2000年新春特別号のビットバレーに関する記事をバックアップCDから取り出し、改めて眺めても、やっぱりちょっと「アヤシイ」雰囲気・・・。
例えば、バブルというのは恐ろしいもので、記事に成功例として取り上げられているインタキュー(現グローバルメディアオンライン)は時価総額5000億円近くあったようで・・・。そういえば、ビットバレーはシリコンアレーなんて言葉を参考にしたという話も聞きました。結局は、シリコンバレーというオリジナルだけが残りましたが・・・。
当時の「アヤシイ」ピークは「3000万円で飛行機をチャーターしてスイスから駆けつけた」孫正義氏が登場した六本木ヴェルファーレでの集まり(ビットスタイルダイサンカイ?)をピークに幕を降ろしましたが、「アヤシサ」を残しつつ、手を変え、品を買え、会社名を変え、人を変え、株主を変え、ビジネスを推し進めてきた企業が現在も残っている状況でもあります。
ビジネスなんてそんなもんなのかもしれないってことを改めて感じた次第です。
ちなみに当日ヴェルファーレに吸い込まれるように出かけてしまった自分は、そこで高校時代の同級生と偶然にも再開し、高校時代の根暗さとはうって変わった妙に垢抜けた様子で中国でソフトウェアを開発するビジネスをするんだと語っていたこともなんとなく思い出したのでした。
なんとなく昨日は暗い話題が多かったので、今日は、ちょっと古い話でお茶を濁しておきます。