今週の日経ビジネスに、全国の企業(金融・保険以外)の「2003年度の営業利益のうち36%、実に15兆円がリストラ効果によるかさ上げ分」との試算結果が出ている。
ちょうど1年前の仮定いたことが数字としてきっちり証明された。元々いた会社含めて、就職活動をしようと企業の話を聞いた時に、リストラと中国以外で利益を押し上げてる要因があるのかと聞いたら、ほとんど全ての会社はまともに答えられなかった。
リストラにより利益が出る事で誰が喜ぶかを考えると、株式投資をすると決断するのはやはり正しかったのだと思う。このブログを始めたばかりの二回目投稿で株式投資のすすめを書いたが、かなりやわらかく書きすぎたと思って反省している。
今後の株式市場は「あがる」「あがらない」と多種多様な論調はあるが、どちらでも良いと思う。投資に対して、自分なりのスタイルを持っている人は、うまく行くと思っている。下がれば「売り」と言うツールがあるのだから、下げ相場はかならず損をする訳でないのである。
ちなみに、自分の投資原則は、投資額(資産ではない)を毎年8〜10%の利回り運用だけである。結果的に、9〜10年後に2倍になっていれば良い。事実、ITバブル崩壊後続いたここ数年間の下げ相場でも7%強は確保していたし、昨年から続く上昇相場でもそれほど大きなリターンは取れていない。
銘柄をきっちりと選択し、相場環境の雰囲気をつかみ、自分のスタイルを持てば、株式投資はうまくいく。既に上げすぎている銘柄が多く、なかなか株式投資に踏み切れない人は、自分の投資額を今後どうしたいかのプランをよく考えて、それを自分の投資スタイルとして落とし込むと良いと思う。失敗はするが、失敗は繰り返さず、それを糧にする。かくいう自分もスタイルの確立は70%前後。株式投資している時間はあまりないですが、もう少しがんばって90%に近づけたい。そのためには、下げ相場が来た方が良いのだが・・・。