勘って結構大事だと思う。
数字を見せられたり、長々と話を聞かされるよりも、やっぱり自分の勘が正しいときはよくある。勘は、自らが体験してきた様々な経験だけでなく、勘を働かせるきっかけを作るアンテナ、それに出会うという運も必要である。そして、勘を頼りに決断力をしないと折角のアンテナも運もまったく無意味になってしまうことがある。
何かサービスやモノを売られる立場のとき、理不尽な金額を請求されることがある。NHKの受信料しかり、銀行の手数料しかり、NTTの初期工事費しかり、生命保険しかりである。これらは、くだらないものだというのはなんとなく勘でわかっていたつもりだ。
実際、これらのサービスやモノの原価をそろばんではじくと、本当にこのサービスやモノに対価を支払って良いのか大いに疑問がわく。相手が何を考えてそれを売っているのかを考えると、さらにこちらが満足しないサービスやモノにお金を払う必要はないというのが分かってしまう。
生命保険のコンサルティング営業にだまされた人も多いのではないか?自分のリスクをヘッジするために、保険はひとつのオプションでしかないことを彼らは決して言わない。NHKが受信料を支払わない人が不公平だと言うのであれば、支払いをしていないユーザに放送を無理やり押し付ける必要はないのではないか?銀行に預けているお金は、銀行からみれば預けている人から借りている負債であるにも関わらず、なぜ手数料を払う必要があるのか?我々が借りるときには手数料を取っているではないか?
これらの業界は基本的にどの商品にも差異化はほとんどない。旧態依然とした業界のサービスの価格は、その業界が合併しようが何をしようがその業界にいる人たちを守るためであって顧客のためでもなんでもないのである。
そんな処にビジネスオポチュニティを見つけて、果敢に攻めて見るってのは勘どころとしては間違っていないと思うし、是非、いろんなひとにもチャレンジしてほしいと思う。
最近、アンテナはうまくたててチャンスを見つけ、勘どころは間違っていなかったのだけれども、100%満足しないという理由でチャンスをつかみきれなかったことがあったので・・・。勘というテーマで書いてみた。