Google Desktop Searchのベータ版がリリースされたので早速インストールしてみました。Windows上のファイル検索の貧弱さに比べれば圧倒的に便利だとは思いましたが、インデックスファイルの再構成のタイミングどうなってるんだ?とか、プライバシー的にちょっと気持ち悪いオプションがあったりとあまりすっきりしてません。
ところで、最近、Googleが結局何をしたいのか良く分からなくなってきています。検索という技術でITの世界にパラダイムシフトを引き起こしたことは確かですが、広告以外の収益をどこからあげようとしているのでしょうか?しかも、最近、自分がAd Senseの目立つブログはほとんど読まなくなってきているように、あのリスティング広告をうざいと思う人は増えているのはないでしょうか?
梅田さんの「水平分業から垂直統合への回帰を、Googleは仕掛けようとしているのである。ここがGoogleのユニークさであり、破壊的イノベータである所以だ。」との美辞麗句は良く分かりますが、やもするとそのひとつの成功体験から抜け出せず、新たなパラダイムシフトを引き起こすことが出来なくなるかもと危惧をしています。熱狂的なファンはいるが、ビジネスとしては成りたたないという、少し前のNetscape、Apple、Sunと同じような状況に追い込まれる可能性は捨て切れません。間違いなく、Googleは人より4分の3歩前を歩いています。しかし、私自身が肌で感じた気になることがります。一昔前に、Apple Japanと仕事をさせて頂いた時の社員の社会人としての資質の低さと同じように、自分がGoogleと電話インタビューする予定だった時の対応レベルの低さなどを考えると、企業としての永続性にはやはり少し疑問を持たざる得ないのというのも事実です。楽天の様な資本力で企業としての成長を目指すのではなく、新たなパラダイムシフトの中で、Googleには成長していって欲しいと思っています。
最後に、週刊!木村剛にトラックバックしていただいので感謝のとらっくばーく。


そうだそうだ。一つ書き忘れていた。なぜ、これを書いたかというと、なぜあえて、マイクロソフトの領域に踏み込んでしまったのかということ。分からないです。