マスコミや(なぜか)国が煽る「起業」に夢見る馬鹿へ送る一冊。

起業バカ

内容は、フランチャイズビジネスに偏っているし、中身も薄くて暴論も多いが、それでも起業するなら位の意気込みがないとはじめから起業なんてするなといった感じ。起業バカをNaive Entrepreneursとするのは面白いが、なぜか英語がパラパラと混ざって読みにくいし、全てが安っぽい(それが良いのかも)。
しかし、あらためてネットバブルを振り返ると恐ろしいなぁ。売上4億(ライブ)とか5億(サイバー)とか10億(楽天)で利益がほとんど出ていない状況で、株式公開してその数十倍の金を調達出来た時代だったなんて。(楽天については、目減りするeコマースの利益率参照。)
まぁ、何を持って成功とするかは起業時にゴールとしてあらかじめ設定すべきだし、別にIPOにこだわる必要のない起業だってアリだろうとは思うけど。でも、金持ちになりたければ、この手の本の類(起業のススメ含めて)は買うべきではない(自分は借りただけし、立ち読みでも十分だろ)と改めて認識。と、同じことをお金持ちになるための本で書いた気が。