興味ない翌月号、ネットで「配達拒否」ハーバード・ビジネス・レビュー
発売日の3週間前にメールで「次号案内」が届き、内容に興味が無ければホームページの「SKIP」ボタンで、配達をやめさせることができる。日本IBMと約4千万円かけてシステムを開発した。

ダイアモンド社が発行する月刊ビジネス誌のハーバードビジネスレビューが、12ヶ月ではなく18ヶ月の定期購読契約にして、興味のあるなしによって配達させたりさせなかったり出来るようにしたとかってニュース。まあどうってことないニュースだけど、たったこれだけのシステムにIBMに4千万も払ったハーバードビジネスレビュー(ダイアモンド社)のセンスがあまりにもステキだということ。自称発行3万部もあるビジネスマンセレブ?な雑誌だけあってさすが太っ腹だね。なんだろIBMにとっては、4千万で新入社員のOJT研修って感じだったのかな。


よくよく考えてみるとこんなたかがみたいなシステムでも4千万も取れてしまうIBMのセールスロジックって面白い。
例えば、定期購読の数を増やすことに意味があるのはダイアモンド社。そのための仕掛けとして12ヶ月ではなく18ヶ月内で12ヶ月という定期購読契約というのは提案はあっても良いかも。定期購読は、先にキャッシュが入るからダイアモンド社にとって見るとメリットが大きいし、購読者も書店で購入する感じで、「今月はいらねーや」なんて判断も自由に出来たりする。
それに、ダイアモンド社は、再販売価格維持制度の恩恵か?しがらみ?で、ある一定期間書店に置いても売れなければ出版社へ返されるロスを出来るだけ少なくしようとするはず。だから、もし、この作るだけで4千万も必要としないようなシステムでも導入すれば、これまでのロスを半年もしくは1年とかで元がとれちゃいますよ的なロジックだったんだろうなぁ。