王滝村が突きつける直接民主主義の挑戦
六法全書を取り出して地方自治法を読んでみるとあるある。「町村は議会を置かず、選挙権を有する者の総会を設けることができる」のだ。

都議会選挙が始まって選挙カーがあいもかわらずうるさい。全く具体性もなく「東京から日本を変えます」と叫ばれても、こっちは「うるさい。黙れ。」の方が圧倒的に強い。これほどシケタ選挙もよ〜やるわだが、萬晩報を読んでいたら選挙に絡んでちょっと面白い記事が。岐阜県との県境にある長野県の王滝村が、村議会を必要としない、村民総会の設置を目指しているという。この王滝村、村民スキー場の多額債務のため、近いうちに財政再建団体(会社で言えば破産状態)に転落するとか。それにも懲りず今年も数千万円使ってハコモノに予算を割こうとしていたらしい。そんな全く村議会が機能していなかったことに村民が危機感をいただき、上記の提案を始めたらしい。えらいっ!!確かにたかが900人程度の村に村議会議員(現在は10人)はいらんないよなぁ。村議会の解散を求めているという地味なニュースのソースしか探し出せなかったけど、さらに発展させて直接民主主義がこの村で始まれば、民主主義って一体何?というのをもう一度世に問い直すきっかけになるかもしれないと。