今週は日本株全体が見事に下がりました。GW前後って毎年こんな感じです。プチソニーショック(PS3大丈夫か?)、天候不順(小売がアウト)、円高(110円超えるときつい)など良い材料はあんまり見当たりません。というわけで自分もあんまり調子よくないです。とはいっても、トレンドはまだ真下ではないとは思うので、下げ相場の中でもちゃんと利益を取る必要があったりするので、ヘッジとして空売りなどをたまにしたりします。
そんな中、この会社本当に存続出来んの?みたいな会社をよく見る掲示板をきっかけに見つけてしまいましたので紹介しておきます。
その会社の名前は雪国まいたけです。
雪国まいたけのIR情報から、有価証券報告書とか四半期決算の数字とか見てみるとわかると思うのですが、例えば、有利子負債が単年度の売上高を上回っていたり、前四半期に長期負債から短期負債への付け替えが行なわれていたり、手元流動性比率が1倍を切るなど現預金が減ってきていたり、営業キャッシュフローは常にマイナスだったり、下方修正の常連だったり、監査法人もなぜか1年前に変更していたりと、こんな危険な香りがする会社はあんまり見たことありません。興味のある人は有報とか是非見てみてください。
この会社の売りは、ヘッジではなく本当の空売りなのですが、株価はあんまり下がりません。むしろ、株価対策のようなニュースであがったりしている感じです。下がらない理由はいくつかあるとは思うのですが、少し不自然な感じがして仕方がありません。来週決算のようですが、監査法人ナカチがゴーイングコンサーンに関してどう対応するのか興味深く見守ろうと思います。自分的には存続疑義です。