プリンスホテルによる日教組の会場使用拒否問題がメディアをにぎわせてましたが、本件について後藤西武ホールティングス社長が東洋経済のインタビューの中でこんな事を発言してました。
『私の気持ちの中でいちばん大きいのは、7000人の受験生。僕の中では、自分が受験生だったときのピリピリした緊張感が強く残っている。親御さんも同じではないか?それは皆さんも一緒だったのでは?受験生に取り返しのつかないことはあってはならない。』
これを読んで、自分が受験の際に泊まった高輪プリンスホテルでの忘れられない出来事をを思い出しました。
某大学の受験前日、父親に「高輪プリンスに自力で泊まれるようになるのは何年も先だぞ」と言われながらも、食事をした後に、一人で部屋に入って寝ようと思ったものの、緊張のためか全く寝付けず、時計を見たら既に午前1時。真夜中にもかかわらず焦って岐阜の両親に何度何度も電話。電話先で、母親が「牛乳を飲むと眠れるよ」と言うので、午前2時と午前4時の2度もルームサービスで1杯600円のミルクをを頼んで持って来てもらったり。。。
そんなこんなで、午前4時半過ぎになんとなか眠りについたものの、頼んでおいたモーニングコールはきっちり午前6時半にかかってきた。枕元にある受話器を取って答えたものの、さすがに1時間弱しか睡眠がとれていなかったため、そのまま二度寝Zzz…(*´〜`*)。o○ ムニャムニャ。
もし、あのまま寝てしまえば、受験することもなかったはず。だけど、高輪プリンスホテルのルームボーイの方が、わざわざ部屋までノックして起こしに来てくれたのです。それも、一度だけでなく念のためということで二度も。
おかげで、受験に合格することが出来て・・・そして今がある訳で。たった一人の受験生のためにここまでしてくれるホテルってと思ったまま17年が経ち、以来一度も宿泊はしたことはありませんが、そんなサービスの伝統がまだ高輪プリンスホテルに残っていたら嬉しいなぁ。
忘れられない高輪プリンスホテル宿泊の思い出でした。