日経ビジネスからの引用。企業、特に大企業にありがちな病んだ人たちの紹介。出所は、ボストンコンサルティングの『改革を阻害する社内の「怪物」たち』とのこと。

タコツボドン
「それはうちの部署の仕事と関係ない」
「ご忠告はありがたいが、それは本来うちのやるべき仕事なので、後はお任せください」

個人レベルでも自らの限界を逆手に取り、あらかじめ予防線を張るタイプも。「この件は、私よりあの人の方が詳しいですよ」とか見え透いたこと事も。後者のタイプで厄介なのは、自分の仕事だと思い込みで突っ走り、自己完結で足跡すら残さないタイプ。悪質になると手柄だけを持って行かれることも。組織としてのミッションは異なれど、上位レベルでのミッションは共有されていれば・・・と思うけど。

ウチムキング
「常務、社内の反応は上々です。このままでうまくいくはずです。」

顧客との接点より社内調整に忙殺されると悪のスパイラルに陥り、上々の反応を誰からももらえなくなる事も。「トップからの命令」がなければ、何も決められない、身動き取れない中間管理職。明確な役割と責任のもとの権限委譲が行われず間接部門が肥大化するパターンか、使い回し可能な人の回転がはじまるか。

カコボウレイ
「先代会長が手塩にかけた事業を君はどうしようというのか」

止める事は、始める事よりも勇気がいる。過去のボウレイは、事業だけではなく、資産や自身の経験も。

ミザルキザルイワザル
「どうせ今回もまた掛け声だけだ。動くだけ損に決まってる」

真剣に仕事に取り組めば取り組むほど惨めな気分に。だけど、それがマジョリティであり、日本企業、日本島でのも生きる道。十分モノもあるし、がんばる必要がない。最後は誰かが何とかしてくれる。意志決定も先延ばしした方が良いに決まってる。摩擦は進歩の母は、それこそカコボウレイ。

ノラクラ
「前例はないし、組合がウンというはずがない。それに忙しくて人手が足りないよ」

人手が足りないは部分最適。全体最適では余剰人員だらけ。会議には、透明人間だらけ?

マンテン
「まだデータ不足だ。動く前にもう少しじっくり検討しなくては」

仮説検証サイクルを忘れて調べる事が目的化。一方でのスピード重視。何も考えなければ、後には何も残らない。

カイケツゼロ
「それは何度も検討したが無理なんです。その理由は5つあって」

出来ない理由で脳使う暇があれば、出来る理由に振り向けよ。