今回の話題は「選択」の11月号の中身から。(数字も記事から抜粋してあります。)
日本国はとてもお人よしなので、もうほとんどベトナム化しつつあるイラクへの自衛隊の派兵を決めそうな勢いである。しかもなんと今回、日本はイラク問題支援に5千5百億円拠出すると決めたようで。これは、どれ位ばかばかしいものかというと・・・、EU(GDPは日本の2倍)が2百60億円、戦争当事国が約1千億円と比べても一目瞭然である。
5月1日に能天気ブッシュが、対イラク戦争終了宣言をしたが、その後一日20件以上の割合で対米軍向けのなんらかの襲撃が行われているらしい。誰かがベトナムは熱帯雨林があるからゲリラ戦がしやすく、イラクは砂漠だからゲリラ戦が出来ないと言ったのか定かでないが、どうせ文民なんだろう。
ベトナム戦争時代、在ベトナム米軍は五十四万人に達して結局撤退したのだが、そのときの状況に似つつある。今、米軍が十三万人派遣されているらしい。ラムズフェルドは、戦争始まる前に「5万人で6ヶ月で余裕の勝利だと」迷言しているが、勝利したのであればとっとと帰るべきなのだが、逆に数が増えているというわけで、まだ実際の戦争は続いているのである。日本はそんな国に自衛隊を600人規模で派遣するらしい。お人よしである。派遣されて死者が出たとき、マスコミの北朝鮮問題と同様なヒステリックな報道が今から目に浮かぶようで・・・。まあ、怖いもの見たさということで。