なか卯が鶏丼、豚丼を発売 BSEで牛丼は販売休止へ
和食ファストフード店を全国展開する「なか卯」(大阪市)は14日、主力商品の牛丼に代わるメニューとして鶏丼、豚丼を22日から順次、全店で売り出すと発表した。

ついにその時が刻々と近づいています。大袈裟でもなんでもなく、本当に牛丼が食べられなくなりそうです。NHKや日経ビジネスなんかでも吉野家の社長が出てきて「早く、輸入禁止を解除して欲しい!安全の科学的基準と心理的な安心基準とを同列に考えるのはやめてくれ〜!」と訴えています。日本人は、BSEの本質などわからず多分感情論でこの問題を見てるんだろうな〜。色々説明されてもよくわからない状態に陥ってるはず。
前にも書いたように、日本で食べることが出来る牛丼のほとんどはアメリカ産らしく、輸入禁止により在庫がどんどん減っているようだ。オージー牛肉への変更も考えるが、味が100%再現できないらしい。この辺は、もう吉野家や競合他社のノウハウの部分らしい。100%でなければ、出さないほうがマシという判断である。これはある意味正しいが、みんな一緒だとつまんない気もする。ケンタッキーフライドチキンが以前、国産鶏肉からどこかの国のものに変えた途端、非難轟々ですぐやめたらしいという話もあるように、これもまあ同じような発想。
で、もっと面白いのがBSE問題が大袈裟だと主張するアメリカの状況を映すTVのニュースのひとコマ。必ずアメリカ人がステーキを食べているところを映し出し、コメントもいつも「大袈裟だわ〜、日本は。私達はこうやって毎日牛肉を食べてるけど全然平気。」の類。だけど、あんなもん毎日食って平気な訳はないわな、「でけ〜よ、その肉。コレステロールのかたまり」って感じ。
で、日本に話を戻すと、牛肉だけでなく、鶏肉も鶏インフルエンザなるものが見つかり、きびしい〜状況。ってことは、この際、「魚にもこんないっぱいのPCBが見つかりました」なんてニュースやったりしたら、ホント食べるものなくなりそう。そうなりゃ、日本のケガレない(そんなところほとんど残ってないが・・・)田舎に行って虫を採り、昆虫料理でも食べるしかないわな。