晴海通りを銀座から海側へ下ると築地、勝どき、晴海へ続く。銀座から勝どきへ歩くと約20分、十分歩いていける距離にも関わらず、勝どきのある豊海埠頭や晴海埠頭には空き地や古い建物が結構多い。しかし、最近、築地市場の移転などもあわせて、この辺りで再開発が活発化してきている。
まず、ダサいイメージのあるイヌイ建物が、ゴルフ練習場(というか、今まで銀座のすぐ近くにゴルフ練習場があること自体、発想がまずかったのだが・・・)の跡地に、43階建の賃貸マンションを建設した。
晴海通りをはさんで対面側も空き地もしくは汚い建物がばらばらと存在している。(その古い建物に幼稚園や保育園があるのだが、普通の親はなかなか行かせたいと思えない程劣悪な環境だと言っても良いだろう・・・。)空き地そのものは、都所有の土地で都営団地を建設予定らしい。それ以外にも、勝どき駅前の公園あたりを整備して、ここに53階建のビルを建設予定らしい。
勝どきの交差点を豊海方面に行くと、また大きな空き地が存在している。ここは、ミサワホームが、60階建のツインタワービルを建設するらしい。ミサワホームってかなりヤバイ財務状況だったと思うが、ホントに大丈夫なんだろうか?
晴海通りに戻って少し先に行くと、住友商事なんかが入ったトリトンスクウェアの高層ビル群が見える。ここは、最近出来たばかりで活気があるのだが、その向かいには営業をやめてしまったホテル浦島(もう、ほとんど、幽霊ホテルのような状態)が存在している。この辺りは、ゆりかもめの延長や晴海通りの豊洲埠頭へ延伸をはじめ、晴海2丁目側晴海3丁目側も大規模な再開発が予定されている。
この辺りの街の雰囲気(月島除く)は、東京のせま〜いイメージと少し異なるし、銀座へのアクセスも悪くないため、再開発すると街全体の価値がどっと上がるような気がしている。築地の市場も豊洲へ移転し、市場に来るトラックがそのまま湾岸道路へ行くと、都内にトラックも入ってこなくなり、街全体のクオリティも上がると思うのだが・・・。これから10年しばらくの間、この地域の再開発は目を離せない。

[東京 23日 ロイター] ミサワホームホールディングスは、グループ会社が主導して進めていた「勝どき六丁目地区再開発事業」(東京都中央区)を3月下旬をめどに住友商事に譲渡すると発表した。

上記のミサワホームの勝どきプロジェクトは、結局頓挫したいみたいだ。
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