「華氏911」とイスラエル
ブッシュ政権を憎む人が世界中で増えた中で、マスコミで報じられてこなかったブッシュ政権の暗部を描いたこの映画が絶賛され「ムーアはブッシュの謀略を暴いた」という指摘があちこちから出てくるのは当然といえる。ところが、米国人の中でも、911以来、アメリカの政治情勢をウォッチし続けてきた人々はむしろ、この映画を見て「謀略をやっているのはムーアの方ではないか」と感じている。

華氏911の日本上演が迫ってきている。以前の華氏911という記事で、華氏911の見所が掲載されたページを紹介したが、今回は田中宇が少し斜に構えた推論を展開していたので紹介する。
田中宇が言うには、華氏911ではブッシュの悪事をうまくドキュメンタリ化しているが、ネオコンの悪事に関してはほとんど触れられていないというのだ。チェイニー、ラムズフェルド、パウエルが同列に扱われ、裏でイラク戦争を仕掛けたネオコンの存在は完全に消え去っているというのが彼の主張だ。
まだ映画は見ていないので何とも言えないが、アメリカでは既に公開されている。見た人がいれば、率直な感想聞かせて欲しい。ネタバレ禁止(苦笑)。


実際観てみた感想は華氏911を観てをどうぞ。