大前研一氏:愚民政策が生んだ「ウソばかりの“国産”食品」
米国でBSE(牛海綿状脳症)感染牛が1頭見つかったことで、日本は米国からの牛肉輸入をすべて禁止にした。しかし、それで安全保障は高まったのだろうか。
米国内の牛の頭数は日本の約100倍。その中の1頭が感染したのに対して(今年6月に2頭目のBSE感染牛を確認)、実は日本では20頭も出ている。その事実は不問にして、米国で1頭出たというだけでこうした措置をとってしまう。どういう考えの人が、こうしたことを平気でするのだろうか。

大前研一のデータを元にした話は安易で分かりやすい。分析した結論は相変わらずう〜んって感じだけど、このストレートさが、スーパーコンサルタントたる所以だったのかもと。ついでに、アルゼンチン産の牛肉はうまいぞ!には賛成。
しかし、「産業突然死の時代の人生論」って・・・日経の編集部はこんなへんてこなタイトルしかなんで思いつかないんだろ?最近のCNETもそんな感じの煽り系。RSSだとさすがにこれでもかってタイトルばかりでうっとおしくてなかなか読む気にならない。

  1. Kan says:

    この記事は、日本の検査基準とアメリカの基準の違いを無視しているのでは?全頭検査やって、20件なのと、サンプルで検査して、すでに2件出てしまってるを比べても、比較にならないような気が。それから、アメリカの牛が危ないってのは、別に日本の政府だけが勝手に流してるわけではなくて、こっちアメリカでも、食の安全を気にしてる人は誰もが知っている事実。それに、アメリカはまだカナダでBSE感染牛が発見されてからの牛の輸入を始めてない。
    国が国民の健康を守るのは当たり前のことで、それは市民と呼ばれる人たちが国と一緒にそういった利益優先の経済界と戦ってきて守ろうとしてる領域。
    この記事は、例えば、どんな薬でもその情報をすべて国が与えれば国民に売っていいってことなのだろうか。”ヘロインをやると、中毒になる可能性があります、でも楽しいです。”で、それに手を出す人間が出てきても、国は知らんぷり?

  2. kio says:

    完全に見落としてたよ。反省。統計ですべてのことに説明がつくなんてことはないし、こういう肩書きを持った人が自信を持って書いてることって、何も考えずに鵜呑みにしてしまう危険性があることをすっかり忘れてた。指摘サンキュー。