3000万の住宅ローンを組むとして色々とシミュレーションをして遊んでみました。
今の銀行のキャンペーンを使った超低金利を反映して、当初2年間の固定金利が2%と1%の場合、返済期間が20年か35年で元利金等返済(毎月の返済額が一定額の支払い方法)として当初1年間がどうなるかを計算してみました。なぜこんなことを書いたかというと、もし自分がトレーダーに戻ったとして、手元に3000万円があるとしたら、借りた方が良いか借りない方が良いのか判断する利回りを知っておきたかったからです。
20年で当初2年間1%。
元金 30,000,000
利息  3,112,390
合計 33,112,390
1年間で1,655,616円の返済義務を負います。
3000万円を年間6.898%以上でまわせればok。
35年で当初2年間1%。
元金 30,000,000
利息  5,567,998
合計 36,423,600
1年間で1,016,232円の返済義務を負います。
3000万円を年間4.234%以上でまわせればok。
20年で当初2年間2%。
元金 30,000,000
利息  6,423,600
合計 36,423,600
1年間で1,821,180円の返済義務を負います。
3000万円を年間7.588%以上でまわせればok。
35年で当初2年間2%。
元金 30,000,000
利息 11,739,109
合計 36,423,600
1年間で1,192,548円の返済義務を負います。
3000万円を年間4.969%以上でまわせればok。
結果見ると、ローンが安い金利に見えてもそれを上回るパフォーマンスを実現するための利回り(20%税金を上乗せした利回りで計算しています)のハードルはかなり高いなぁということ。例えば、E*Tradeで販売している欧州復興開発銀行のメキシコペソだとリスク低めで実現できたりするけど、メキシコペソだもんなぁ〜。株式市場は、環境によるので専業でないとちょっと苦しいかも。(追記:もちろん、毎年上回るパフォーマンスを実現して複利でまわせるようになればだんだん楽になるけど。)
また、上記を元利均等ではなく、元金均等返済(毎月の元金部分の返済を一定にする返済方法)だと支払う利息は少なくなりますが、当初何年間の返済義務は重くなるのでバーターです。多少、余力があって銀行が嫌いなら元金均等を強く希望した方が良いかもといつも思いますが・・・。

  1. I will work it out says:

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