新しい職場で仕事をはじめて3ヶ月ほど経ちましたが、正直とても苦労しています。悪い噂を全くといって聞かない会社だったので、まさかこんな状況が待っているとは・・・。
そう、あの時と状況はよく似ています。

(参考:抜擢される人の人脈力

属人的に仕事がされていて、責任の所在も不明、組織のゴールやビジョンがないために達成感はどこにもない。創造性なんて二の次という状態。人の定着率はかなり低く、精神的な病は毎月のように発生。色んな人が様々な取り組みを時間をかけてやっては結果を出せず、しかも検証すらせずに下部で責任のなすり付け合い、外部から来た人間に奇異な目が向けられるのは当然といった状況

ただ、あの時はまだ手の打ちようがありました。課題認識を共有出来る人間がいたこと、自分にある程度の裁量があったこと、顧客を向いて仕事をするという拠り所があったことなどなど。少し先にほんの明るい光が見えていたのでまだがんばろうという気になりました。
しかしながら、今回は・・・。
組織が病む原因は(ほとんどのケースと同じく)明らかなのですが、会社全体に自浄作用が働くメカニズムが全く備わっていない危機的な状況だと思います。
自分で働き方を決められる裁量がほとんどない状態で、仕事量だけが増え、まじめに仕事をすればするほど疲弊していく人が増えていく悪循環。
これまでは自分の中で最後の砦としてあった「顧客のため」にという拠り所の存在すら感じ得ない毎日です。
緊急性と重要性を分別出来ず、まともな優先順位を決めらない人間に、生きてく上で大切にしてきたこと(良心とか、ポリシーとか)をことごとく目をつぶらないと出来ない仕事を与えられる環境がどうしても許せません。前任者がほとんど引き継ぎをせず逃げるように去っていた理由がよくわかります。
(もっと明確に書きたいですが、別の機会にします。)
何人かに相談しましたが、甲斐性がないと見られるから留まるべきだというアドバイスが半分を占める一方で、縁がなかったと思い、とっとと去るべきとのアドバイスも半分ありました。
今週末、色々考えました。家族に「最近笑顔がないね」とも言われました。
結果、Steve Jobsのあの有名なスピーチの言葉を信じて行動しようと思います。

“If today were the last day of my life, would I want to do what I am about to do today?” And whenever the answer has been “No” for too many days in a row, I know I need to change something.

自分の人生は一度切り、時間は有限だから。