米国に住んでいる間よく見た娯楽テレビといえば、Seinfieldの再放送と、FoodTVのJamie Oliverの番組でした。彼はイギリスのまずいと評判の料理の常識を覆すのに十分なインパクトを世界中に与えた人でしょう。
同じFoodTVで放映していたエミリル、ウルフギャング、マーサスチュワート、ボビーフレーなどの番組より、彼の料理番組が自分のフィーリングが一番しっくりきました。彼は、ハーブをふんだんに使い、シンプルかつスピーディーに、素材の美味しさを引き出す料理をします。彼には料理をする時の、基本的なテクニックがあります。包丁なんかも日本製のものを使ったりしてますしね。何かといえば大げさな機械が出てくるアメリカ人料理番組司会者とは違います。(といっても、アメリカの家庭にはそんな大げさな機械が当たり前のようにあったりするのですが・・・。)
Jamie Oliverが紹介していたいくつかの料理をここでも紹介したいと思います。まず、その一つ目は、ミルクにチキンを入れてレモンとセージで香り付けする料理です。これは、出来上がりの楽しさもありました。
材料は、チキン一匹(アメリカでは一匹3〜6ドルで売っています)、塩と胡椒、バター、オリーブオイル、セージ、レモン、ガーリック、ミルクです。Jamieはシナモンスティックも入れてましたが、あまりピンとこなかったので自分は入れませんでした。
作り方
1.LE CREUSETの丸なべを暖めて、バターを引いて、その中にチキンを入れて焦げ目をつけます。チキンにはあらかじめ塩・胡椒しても良いです。
2.黒くなったバターを捨てます。なべ底には美味しさのもと(グレービーソースの元みたいなもの)が残ったままです。
3.オリーブオイルを引きなおしたチキンの中に、レモン2個位輪切りにしたもの(皮を削ってゼストにすると香りが良くなるかも)と10〜20切れのセージ、ガーリック、塩・胡椒を適当に入れます。
4.チキンが隠れる程度にミルクを入れて火にかけてふたをします。
5.しばらくすると、レモンとミルクが分離してきます。(これが、なんか当たり前なんだけど不思議な感じなんです。)
6.チキンの大きさによって30分〜60分ことこと煮て出来上がりです。
簡単ですよね?分離したミルクはなぜか透明でチキンの味が染み出て美味しいスープに、チキンは丸焼きにしたときのようなぱさぱさ感が全くなくジューシーで、セージの香りが香ばしい、素敵な料理が出来上がります。また、日本で作ってみたいです。