プロ野球も外部の喧騒やオリンピックをよそに中盤戦に入っている。その中で今年は事前の予想を覆して中日ドラゴンズが首位に立っている。ほとんど試合を見たことがないので、選手の実力がどうとかなんともいえないが、今年から監督になった落合はダントツの戦力を保持するチームを率いる監督と大きく違うところがある。
それは、選手を表で絶対にけなさないことだ。負けた試合でミスをした選手に対しても、「ミスをしたことから何を学ぶかが大事」という発言しかしない。当然、ミスを連続した選手は２軍に落とすこともする。ただ、絶対に他人を介してミスをした選手を攻めたりしない。
一方で、堀内は選手を平気でけなす。そのほとんどが投手に対する批判で、マスコミに履き捨てるようなコメント残す。他の選手がエラーをして投手がリズムを崩して打たれたとしても、なぜか投手の責任だと断言して批判をする。
落合は名選手だった。自分が出来るのになぜ他の選手は出来ないのか嘆きたくもなるだろう。しかし、それを表に出さない。プロとしてお金をもらって野球をしている選手の自覚を促す。そして、ポイントポイントで小さなアドバイスすることによって、選手の結果が出るという好循環を生み出している。
落合のリーダーシップとマネジメントを見ていると参考にしたくなる点が多い。最後にファンとして、このまま良い結果が出ると良いのだが・・・。