東洋経済の最新号に載ってい村上ファンドの投資方針。単純かつ明快な投資方針。個人投資家だって、投資方針を決め、調査して、後は投資するだけ。交渉余地だって、IR室に電話をすれば良いだけ。あんまり変わらないようなぁ。

投資対象:
日本の上場株式
投資方針:
潜在的に企業価値が高いと思われる企業の株式を購入したうえで、株主としてその企業に対し経営改善の提案をし、株主価値を高めることにより、株式の価値を株価に反映させ、最終的には株価上昇によるキャピタルゲインを享受する。
・投資先企業を絞り込み、10〜20社の株式を保有
・株式保有期間:各銘柄につき、6ヶ月〜2年をメド
・各株式の発行済み株式数に対する持ち株比率は原則として最大10%までとし、10位以内の大株主を目指す
・公開買い付けは行なわない
投資基準:
原則として以下の2基準を満たす企業の株式を買い付ける
【財務基準】
・純資産(含み益、簿外債務の予測値の加減算)が時価総額の2倍以上
・商法上の配当可能利益が発行済み株式の時価の2分の1以上あり、かつ現金の容易な流動資産が多いこと
【交渉下地基準】
・投資アドバイザーが投資企業の経営陣あるいは大株主と交渉できるルートを構築済み、または今後構築可能と予想できること
・経営陣あるいは大株主に、投資アドバイザーが作成した提案を聞き入れる余地があると予測できること