日本のネット企業が絶対にアマゾン、グーグルに追いつけない理由
その理由を「徹底的な顧客志向」と「長期的な見地」というキーワードで明快に解決した。
はたして、日本のEC企業には、ここまで覚悟を決めたチャレンジ精神を持っているだろうか。ラーマン氏の話を聞いていると、「とりあえずインターネットに対応しよう」「ECもやっておこうか」という中途半端な態度では、アマゾンに対抗するどころか、その足元にも及ばないことが納得させられる。

あるポイントポイントで見たときのアマゾンの顧客満足度は決して高いとは思えません。多分、開発以外の社員のクオリティも日本の大企業・ネットベンチャーの優秀な人材に比べればそれほど高くないでしょう。だけど、アマゾンが掲げるビジョンを実現するための長期的な投資やビジネスそのものの継続性や、顧客に対する明快なコミットメントがここまでの企業に育ててきたんだと思います。追いつけない理由は日本のネット企業の本質はどこかのだれかの真似が根底にあるからではないでしょうか?とすると、自ら顧客の立場にたって考えるってことは、どの企業に勤めていても重要なことだし、当たり前のことだと思うのですが、どれほどの人がその当たり前のことを念頭に仕事が出来ているのでしょうか?