人の生き方を見ているととても運がいいなぁと思う人がたまにいます。世渡りがうまいというか。運も実力のうちと言ったり、運は自ら掴み取るものとも言ったりもしますが・・・。自分が新入社員で入った会社の配属先の直属の上司がそんなタイプの人間でした。声が大きく、口八丁手八丁的だけでうまく世渡りする。要は、うまく波乗り(時代の流れに乗る)が出来ればいい。外資系企業にはそんな人が多く、颯爽と生きるのが良しとされる文化でもあります。この流れにうまく乗れる人はそれで良いのですが、会社の中では必要とされても、世の中ではあまり必要とされない人間に育ってしまう人も多くいます。残念ながら、そういう人たちは目を覚ました方が良いとは思うのですが・・・。その中でごくたまぁに自分が考える正統派みたいな人が出てきます。強烈な個性と圧倒的な知性をベースに、マーケットのツボを心得つつ絶妙なバランス感覚を持ち合わせてる人・・・。ただ、そういう人が必ずしも世の中で認められるかというとそうでもないですし、難しいところです。